libertarianmattersの日記

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対論:ダンロードは窃盗ではない

Counterpoint : Downloading Isn't Stealing

by Aaron Swartz

 

初出

Counterpoint: Downloading Isn’t Stealing (Aaron Swartz: The Weblog)

 

2004年1月8日17歳

 

ニューヨーク・タイムズUPFRONT紙は、彼らがダウンロードについてまとめていた論点/対論について小文を寄稿するよう依頼してきた。(当然ながら、僕はダウンロードを擁護する)僕としては、ほんの数日で、読者にとってもサイズとしても良くまとめられたと思ったが、僕の小文はカットされてしまった。タイムズ紙が、子どもたちに法を破ることを教えるのを良しとしなかったからだ。そこで、墓場から、こちらに載せることにした。  

 

窃盗は間違いだ。でも、ダウンロードは窃盗ではない。もし僕が地元のレコード店からアルバムを万引きしたら、誰もそれを買えなくなる。でも、僕が1曲ダウンロードしても、誰もそれを失わないし、誰かがそれを買うこともできる。そこに、倫理的問題はないんだ。

 

レコード会社は、ダウンロードによって2000年から15%も売上が下がったと非難する。でも、同じ期間を通じて、景気後退や物価上昇があったし、新譜の発売は25%減っていて、新しい人気アーティストもいない。そうしたことすべてを考慮すると、ダウンロードは売上を増加させたかもしれないんだ。

 

そして、メジャーレーベルのカタログのうち90%は、もはや売られていない。インターネットが、それらの曲を聞く唯一の手段なんだ。

 

もし仮にダウンロードが売上に打撃を与えたとしても、それがダウンロードを非倫理的なものとすることにはならないんだ。図書館やレンタルビデオ店(そのどちらもレンタル毎の従量課金ではない)も同じく売上をに打撃を与えるだろう。それを利用することに非倫理的なことがあるのかな?

 

ダウンロードは、おそらく違法だ。しかし6000万人もの人々がNapsterを使い、ブッシュかゴアに投票した人はたった5000万人だ。僕たちは民主主義のもとで生きているんだ。もし人々がファイルを共有したいと望むのならば、法が変えられるべきなんだ。

 

そして、それを変えていくフェアなやり方があるんだ。あるハーヴァード大学の教授が算出したところ、ブロードバンド利用者に60ドル/年の課金をすれば、(レコード会社が)失った全収益を賄えるというんだ。政府は、影響を受けたアーティストたちにそれを与え、そのかわりに、音楽をシェアしてより容易に利用できるシステムに火をつけ、ダウンロードを合法にすればいいんだ。アーティストたちはより多くのお金を手にし、君はより多くの音楽に触れられる。それのどこが非倫理的なんだい?

 

[付記]ここに訳したのはAaron Swartz ‘Counterpoint : Downloading Isn’t Stealing’、元は2004年1月8日に彼自身のブログに掲載された。”The Boy Who Could Change The World”に収録されたものを使用したが、元のブログとの差異は確認していない。原注については割愛した。