libertarianmattersの日記

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《別冊水声通信》 シモーヌ・ヴェイユ

地味にすごいです。Amazonにはまだ登録がない、というか水声社Amazonはもめているのだった。

 

《別冊水声通信》 シモーヌ・ヴェイユ 

 

内容:

【社会的次元と超越的次元の一致】
時の大戦の解決を図るべく無謀としか思えない計画をはじめ政治活動に奔走する一方、ローマ帝国から近代国家に潜む「力」の論理を看破し、キリスト教とは一線を画す「犠牲」の精神へ到達したシモーヌ・ヴェイユ。行動と思想に一貫したラディカルな思考に、いま応答する。

 

【目次】

マルロー作『人間の条件』に関して シモーヌ・ヴェイユ 稲葉延子
植民地体制について シモーヌ・ヴェイユ 西文子訳
ジャン・ポステルナークへの手紙 シモーヌ・ヴェイユ 鈴木順子訳
最前線看護婦部隊編成計画 シモーヌ・ヴェイユ 西文子訳


シモーヌ・ヴェイユ アルベール・カミュ 竹内修一
シモーヌ・ヴェイユの性格 ジョルジュ・バタイユ 福島勲訳
聖書に抗するシモーヌ・ヴェイユ エマニュエル・レヴィナス 伊原木大祐訳
シモーヌ・ヴェイユと確信 モーリス・ブランショ 上田和彦訳


情況的テクストにおける根本的問い ロベール・シュナヴィエ 馬場智一訳
解だけあって式がない 有田英也
カタストロフ前夜のシモーヌ・ヴェイユ 渡名喜庸哲
違う穴の同じむじな 福島勲
女が獣になるとき 丸山真幸
「神への愛と不幸」におけるシモーヌ・ヴェイユエクリチュール ピエール・パシェ 吉川佳英子訳
シモーヌ・ヴェイユの「アメリカ・ノート」 大辻都
ドキュメンタリーの詩学 今村純子
シモーヌ・ヴェイユの贈与の狂気 岩野卓司
シモーヌ・ヴェイユの科学論 鈴木順
戦争に対抗する闘争 大西雅一郎
S・ヴェイユ、媒介と贈与の哲学 エマニュエル・ガブリエリ 伊原木詩乃訳

日本のフェミニズム: since 1886 性の戦い編

北原みのりさんの新著、これも素晴らしいに違いないと思います。

 

僕は、リバタリアンであり、フェミニストであります。

 

iFeminismの動向などもおっていかなくてはな。

 

 

 



 

 

因果という罠

『データ分析の力-因果関係にせまる思考法』(伊藤公一朗著/光文社新書)を読みました。

データ分析の力 因果関係に迫る思考法 (光文社新書)

データ分析の力 因果関係に迫る思考法 (光文社新書)

因果関係と相関関係、単純ですが、しかし多くの人が誤って理解してしまう問題について考えてみます。 (本書では、RCT・RD等の分析手法も紹介されますが、因果関係に絞ってかくことにします)

僕たちは、ふと油断すると、すぐさま因果関係と相関関係の罠にはまってしまいます。 XとYに相関関係があることがわかっても、その結果を用いて因果関係があるとは言えない。 なのにあたかも因果関係があるかのように、すぐ誤解してしまいます。

著者も書いているように、XとYの相関関係については3つの可能性があります。

①XがYに影響を与えている可能性 [X→Y]

②YがXに影響を与えている可能性 [Y→X]

③VがXとYの両方に影響を与えている可能性 [V→X/Y]

例えば、「アイスの広告を出した(X) → 売上が40%伸びた(Y)」 ・本当にXが原因であれば、①は成立して、因果関係があるといえます。

・そもそも売上が上がってきていたから、広告費を上げることができたかもしれない(Y)

・猛暑の影響だったかもしれない。(V)

・経済が全体的に良くなって消費者がお財布の紐を緩めただけかもしれない。(V)

要するに、売上が伸びた要因の一つは広告かもしれないですが、他の影響を否定できないことになります。因果関係の原因を確定することは、非常に難しいことがわかります。

僕は、学生時代から人文・思想畑にいましたから、実証科学の因果論証は、わりと正しいと無邪気に信じているところがありました。ですから、著者が因果関係の論証の難しさを滔々と語るには、素直にそうかと思う部分がありました。

L.アルチュセールは、XであればYとはいえず、Yという結果がでたときに、そこから遡ってはじめて原因Xがわかるということを「構造論的因果性」と呼びました。しかし著者の論証からすると、仮にYという結果がでても、Xを確認することは非常に難しいということになります。

因果の罠に陥ることなく、慎重に判断すべきだということを学びました。

岩波新書の2018年1月新刊がヤバい件

岩波新書の2018年1月新刊がヤバいのでまとめます。

『近代日本150年 科学技術総力戦耐性の破綻』 山本義隆

マルクス 資本論の哲学』 熊野純彦

内村鑑三 悲しみの使徒』 若松英輔

『ガンディー』 竹中千春

イスラーム主義 もう一つの近代を構想する』 末近浩太

ちなみに、『後期資本主義における正統化の問題』 J.ハーバーマスが同月新刊で岩波文庫にはいります。

2018年も積読が増えそうですねwww

Now Listening

百合ヶ丘 / DJ TO-SHIRO feat. 鬼 (Prod. by DJ TO-SHIRO) 【Official Music Video】 - YouTube

これからはじめる批評、承前

これから批評も書いていこうと思う。

 

それは、個々の作品批評からはじめることにしよう。抽象的な議論に逃げ込むのが、僕の悪癖だから。

 

批評は、絶えることのない様々な作品を素材として、絶え間なく展開できる。素材となる作品が絶えないということ、これ以上の幸運はないと思う。

 

(誰かは文学の終焉を嘲るかも、でも批評の対象は文学にとどまることなどないし、否、全てが文学だともいいうるから。

 

The Boy Who Could Change the World: The Writings of Aaron Swartz

Aaron Swartzは、少しずつ確実に訳して掲載していかねばならぬ。(独り言